式見です♪
今日はディズニーのカストーディアルと呼ばれる ほうきを使って地面に絵を描いたりしながら清掃する 清掃スタッフについて
ちなみに カストーディアル(custodial)とは 管理・保護・保管を意味する英語のようです
ディズニーがカストーディアルに教えてる清掃基準は
「赤ちゃんがハイハイしても汚れないように」
その基準を満たす為に閉園後に毎晩 数百名のカストーディアルがパーク内を水洗い・拭き掃除 必要に応じ消毒・ツヤ出しまで行っているようです
開演中のカストーディアルが教わる事
「ゴミが落ちていても15分以内に回収」
これを実現させるために カストーディアルを各所に適切に配置しているようです
物凄い徹底ぶりですよね?(笑)
なぜならディズニーが夢の国を実現する為に 最も重要としている事が
「清潔さ」
で 清掃に費用も一番かけているらしいです
ある時 給水制限がかかり 水の使用を抑えなければならない状況になった時も 大量に水を使う清掃を最優先し それ以外の部分で使う水を節水した
なんてエピソードもあるようです
正直 見習う事しかないなって感想です
清掃業界全体をディズニーのような考え方にすれば良い!
なんて言うのは簡単ですが 賛同を得られて実現出来たとしても物凄く時間のかかる事だと思うし…
カストーディアルの教えに
「あなたがするのは、掃除ではなく掃除というショーだ」
と言うのもあるようです
ほうきを使って地面に絵を描くのもショーと言う観点だからですね?
そして
「掃除じゃなくショーだから いつもきれいな身なりに注意し しゃがむ姿勢も禁止 どんなゴミでも腰をかがめて作業はしない」
その一連の方法も しっかりと教わるようです
ディズニーのような考えに清掃業界全体を変えるのは出来るとしても時間のかかる事だけど
カストーディアルのみんなのように笑顔で働く事はすぐにでも目指せますよね?
僕の昔の経験談をいくつか紹介します
①小・中学校の窓ガラス掃除をしていると子供達が集まってきて「すげー!」とか「カッコいいー!!」とか言われた事
学校の砂ぼこりで物凄く汚れている窓ガラスが泡だらけになって スクイジーで泡をかっぱくと一瞬でキレイになるってのが 子供には不思議に思えるんでしょうかね? どの学校でも子供達に騒がれました(笑)
②車の通行量の多い高架下の壁面掃除を 排気ガス汚れを落とす洗剤をハンドスプレーで噴霧した後 シャンプーとスクイジーで仕上げていると 通行人がわざわざ足を止めて「やっぱり職人さんは違うね~」と誉めてもらえた事
白い塗装のされた鉄製の平らな壁が排気ガスで真っ黒に汚れていて 簡単にキレイにする為に試行錯誤して見つけた方法で作業してあっという間にキレイにしていく様と キレイになった箇所と作業前の箇所のビフォーアフターが 通行人には衝撃的なのか 足を止める方が多かったです
③毎日 床の掃き拭き掃除を行っていた現場で 自在ほうきを使って掃き掃除をしていると 事務所の方から「上手ねぇ~」と誉められた事
当時はクイックルワイパーもダスタークロスも存在しない時代で掃き掃除を 広い箇所→ダスキンモップ 細かい箇所→自在ほうき で作業していたが 自在ほうきで普通に掃くと室内でホコリが舞ってしまうと考え 自在ほうきもダスキンモップのような使い方で床面を押して滑らせ ゴミやホコリをほうきの毛に絡ませながら集めていた その方法から窓ガラス掃除のスクイジーのように自在ほうきを動かす方法に変えた事が 今までよりスマートでスムーズな作業に見え 評価されたのだと思う
以上の出来事は掃除をしてキレイにする事で 見ている人を魅了出来た瞬間だと思います
もちろん魅了するつもりでやっていた訳ではないので カストーディアルのような掃除ショーではないんですけど
でも こういう事があると うれしいし自信にもなるし 当然笑顔にもなりますよね(笑)
だからカストーディアルは みんな笑顔で働けてるのでしょう!
では笑顔で清掃するにはどうすれば良いか?
笑顔で働くには 誉められる事
誉められるには 魅了する事
だと仮定しましょう
掃除の作業で魅了するには?
僕の経験談に沿って話すと
見たことのない道具であっという間にキレイになったり
自分の予想を上回るようなスピードで汚れがキレイになったり
自分と比べて道具を鮮やかに使いこなせてたり
作業をしている様がスマートでスムーズで かつ簡単に汚れが落ちる様は その方法を見たことがない もしくは その掃除をした事がある人には まるで魔法のように見えるでしょう
よくテレビショッピング等でやってる 実演販売的なのが正にソレで ショーに近いですよね
では 僕らが掃除ショーを見せる場所は?って考えたら 今の時代だったらインターネットに動画を載せるのが一番かなと
作業風景を載せている清掃業者さんはよく見かけますが 魅せる為に しっかり説明も加えて編集もして スタートからゴールまで 見ごたえのある物にすれば反響も大きいのでは?
普段 単純にキレイにしている作業員もそういった反響があれば 自分のしている事が一般の方から見たらスゴイ事なんだと自覚が出来 自信にもなり 結果 笑顔にも繋がるのでは?
そんな事を想像するだけで 僕なんかは笑顔になれちゃうんですけどね?(笑)
最後に
カストーディアルは
「ユニフォームと言わずにコスチューム ほうきと言わずにトイブルーム ちりとりと言わずにダストパン」
と呼ぶようです
コレはすぐにでも真似出来るでしょう!
ほうきはブルーム かっぱきはフロアースクイジー かっぱくじゃなくてワイピング!
清掃スタッフの事をウォルト・ディズニーは カストーディアルと名付けました
ならば シキルト・ケンジニーは ピクシーと名付けましょう!
却下されそうだけど(笑)