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トイレ洗浄

ここではトイレ洗浄についてまとめていこうと思います。

いきいなりですが、この写真はトイレ洗浄の前後です。どうでしょうか?見ただけでも違いがはっきり分かると思います。明らかに綺麗になってますね!ただこれだけ綺麗になるなら、特別なものを使っているのではないかと思いませんか?いいえ、そんなことはありません。簡単に手に入るのでご紹介します。

使った道具は4つ。1つ目は上のピューミーという石のようなスティックです。これでしつこい汚れをこすり落とすことが出来ますしお勧めです。2つ目はその下のドメストです。洗浄液でつけ置きします。3つ目はブラシです。これはトイレ専用ブラシならどれでも問題ありません。4つ目は雑巾または使用済みのタオル。これで汚れを拭きとったりします。以上が今回使用した道具です。これらは誰でも簡単に取り揃えることが出来るので、興味のある方、トイレが汚れている方は是非試してみて下さい。

ここからは基本的知識になります。

最初は‘‘汚れ‘‘と‘‘洗浄‘‘の基本です。汚れには主に3種類あります。①水溶性②油溶性③固体です。これらの汚れのタイプによって洗剤を使い分けるのがポイントです。                                       洗浄の基本として、油溶性汚れや固体汚れの多くは、界面活性剤(水になじみやすい部分と、油になじみやすい部分を持つ物質の総称。汚れを取り除いてくれる。)が有効です。界面活性剤には、(A)浸透・湿潤作用 (B)乳化作用(油汚れの除去)(C)分散作用(固体汚れの除去)(D)起泡作用(泡を安定化)(E)再汚染防止作用の各作用が働いています。                                                   効果的に効率よく洗浄するには上記でも記述した通り、汚れと被洗物のタイプによって使える洗剤の種類や、機器・道具、洗浄条件を選ぶことが大事です。選び方によっては、汚れが除去できないばかりか、被洗物を傷つけてしまうことも。                                                  また、一般に「洗剤」といいますが、家庭用品品質表示法では、界面活性剤主体の物を「洗剤」と呼び、界面活性剤が主体でないもの、酸やアルカリ、酸化剤が主体の物を「洗浄剤」と呼びます。

ここで豆知識ですが、海外ではトイレとは言いません。なぜなら、便器そのものを指すからです。一般的にはバスルーム(bath room)また、レストルーム(rest room)といいます。

次にトイレ洗剤の種類として、家庭用品品質表示法ではph値によって5種類に分けられ、酸性(3.0未満)弱酸性(3.0以上~6.0未満)中性(6.0以上~8.0未満)弱アルカリ性(8.0以上~11.0未満)アルカリ性(11.0以上)になります。

酸性トイレ洗剤                                                            幅広い汚れに対して洗浄能力が高い。尿石・黄ばみ、水垢、鉄錆などが目立ってきたときにリセット洗浄に使用されることが多い。無機塩の溶解力に優れてるが、温水便座の電気系統を痛める等の懸念を指摘され、有機酸であるクエン酸や乳酸リンゴ酸を主成分とする洗剤に変わってきている。

中性トイレ洗剤                                                          作業者が取り扱ううえでの安全性が高く、便器や備品を傷めないので、日常清掃の主流になっている。タンパク質汚れや油溶性汚れの除去に優れている。

アルカリ洗剤                                                          洗剤を一本化する目的や、除菌やカビ除去の目的に利用される。後者の場合は、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする洗剤が有効。

その他                                                        トイレ洗剤は、ph値による使い分けの他に、除菌等の性能や、効率性、経済性を重視した様々な製品が販売され、現場でも活用されている。                                             *名前のみの紹介                                                         除菌・除ウイルス性能重視(次亜塩素酸ナトリウム、加速化過酸化水素洗剤)                           作業効率・経済性重視(希釈して使う洗剤、研磨剤含有洗剤、バイオ洗剤、撥水防汚洗剤、親水防汚洗剤、尿石クリーナー、水解紙クリーナー)

汚れに適した洗剤の選定                                                   尿石                                                              尿の成分は98%が水分だが、排泄してから時間が経つと、尿の中の尿素が外部から侵入した細菌酵素(ウレアーゼ)によって分解され、アンモニアが発生して悪臭を放つ。アンモニアが発生すると悪臭を放つばかりでなく、便器表面がアルカリ性を呈し、水中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの無機物の結晶化を促進し、厄介な尿石を形成してしまう。洗剤の選定は、酸性トイレ剤でこれらを溶解する方法が効果的。 

大便による汚れ                                                   大便は水分、腸内細胞、毒素、胆汁などの体内分泌液によるもの。洗剤の選定は、油性や固体の汚れを中心とするこれれの洗浄には、界面活性剤が効果的。

ケイ素の汚れ(水垢、スケール)                                                 最も厄介な汚れは、水分に含まれるケイ素の汚れの固着。俗にいう「水垢」。大便器の喫水面付近や、フラッシュ水が流れる部分に乾燥と結晶化を繰り返した蓄積により形成される。蓄積固着するので除去が困難。洗剤の選定は、通常のトイレ洗剤では除去ができない。石材の洗浄に用いるようなフッ素材洗剤は効果があるが、入手と廃棄が困難なので、専用の清掃ツールによる物理力を使って取り除くことになる。

その他                                                           便器は水で流すので、場合によっては配管の鉄分が固着して茶色くなることがある。中水を利用して水を流すビルもあるがその場合、ケイ素の汚れ同様の汚れが日常的に付着することも。洗剤の選定は、鉄分に対して還元剤を含んだ洗剤や、素材を傷めない程度の研磨剤が入った洗剤も有効。中水の汚れはケイ素の汚れを参照。

使用上の注意点                                                      ・酸性洗剤と塩素系洗剤は混ぜると危険なので、同時(同日)に使用することができない。それぞれの容器には、必ず「混ぜるな危険」の表示がある。                                               ・排水先が浄化槽の場合、酸性トイレ剤は大量に使用すると微生物に悪影響を及ぼす可能性があるので使用量に注意。                                                                                                ・陶器である便器の内側はほとんどの洗剤が使用できるが、便座などのプラスチックや金属や塗装部分には酸性洗剤を避け、中性洗剤を使用。仕上げにアルコール精剤等で精拭除菌を推奨。                            ・ブラシなどの洗浄ツールや、吹き上げクロスは部位ごとに使用する。クロスは色も分けて交差汚染を防がなければならない。細菌やウイルスに接触したり、液体の跳ね返りを浴びることもあるので、保護手袋や保護メガネは必須。マスクの着用も望まれる。トイレと洗面台の使うものは分けなければいけない。小便器と大便器も使い分けをする。 ・汚れを蓄積させないように毎日の手入れが、清掃が大切。頑固な汚れや尿石を除去する場合は、トイレットペーパーで酸性洗剤を湿布させて20~30分放置してから洗うと効果的。

最後にまとめ・正しく使用するには                                                ・様々な悪影響を考慮しつつ、汚れと被洗物にあった洗剤を選ぶこと。                              ・「混ぜるな危険」の表示に注意。                                                  ・清掃に使うものは、部位、エリアごとに分けて交差汚染を防ぐこと。                                    ・トイレ清掃マニュアルを作成し、トレーニングをすること。                                                  

これで以上になります。それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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